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タイトル | 我が家のお稲荷さま。B |
| 著者 | 柴村仁 | |
| イラスト | 放電映像 | |
| 出版 | 電撃 | |
| 発売日 | 2004年10月 |
| 執筆者:jade | 評価:B |
| いくつかの章からなるこのシリーズですが今回は三章構成。一章では昇の学校の文化祭にやって来た空幻とコウが巻き起こす騒動を軸とした日常、二章ではシロちゃんが高上家に送られてきてから昇が誘拐されるまでの顛末、三章では昇の救出に向かった空幻の活躍をそれぞれ描いています。 今回は次巻以降へのつなぎといった位置づけの巻らしく、前の2冊に比べてページ数はかなり少なく(1巻296P、2巻315P、3巻223P)、回収しきれていない伏線がいくつか存在します。つなぎと言っても前後編というわけではないのでこの巻単体で評価せざるを得ず、そのため前2巻に比べて低い評価を付けざるを得ません。次回への期待度を込めてある程度は考慮して評価は“B”としましたが、同じ“B”でも1巻に比べてかなり劣ると考えてください。 個人的には2巻からわずか三ヶ月という短期間で刊行するなら、あと1,2ヶ月くらい発売を遅らせて単体でも十分面白い出来に仕上げてから刊行すべきだったと思いますね。 とはいえ、シロちゃんの秘められた能力や今回の首謀者(だと思われる)玉耀の真の狙い、謎の二人組みの正体など、今回明かされなかった事柄がどのように物語に絡んでくるのか次巻への期待が膨らんだのも事実です。 また昇を巡る恋の争いに新たに参戦しそうな気配を漂わせている宮部紅葉の存在も見逃せません。これまでのコウや空幻といった佐倉の一方的な思い込みによるライバルとは違い、今回は紅葉も昇に好意を持ってる素振りを見せており、正真正銘の恋敵になりそう。佐倉の受難はまだまだ続きそうで今後の動向が楽しみで仕方がありません。 このシリーズは次巻が正念場。ダラダラと続く作品になるか名作になるかの分かれ目になるような気がします。 |
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